「ずーっと ずっと だいすきだよ
」ハンス・ウィルヘルムさんの絵本。彼の作品は他に「そんなのずるいよ!タイローン
」「タイローンなんかこわくない
」「ぼくたち また なかよしさ!
」などがあります。
表紙から想像できるように、内容は主人公「ぼく」と犬の「エルフィー」とのお話。
「ぼく」と「エルフィー」は一緒に大きくなりました。幼児だった「ぼく」と子犬の「エルフィー」。ただ人間と犬では成長のスピードが違い、エルフィーのほうが早く大きくなります。
一緒に遊び、いたずらをし、そんな楽しい月日はどんどん過ぎ、いつしか「ぼく」はエルフィーより大きくなる。エルフィーは年を取って太り、散歩を嫌がるようになりました。そして元気がなくなってきたエルフィーを獣医さんへ連れて行きました。ある朝「ぼく」が目覚めるとエルフィーは、、、。
ここまでのストーリーは、よく聞く話でもあり、また多くの人が実際に経験したこともあるようなことでしょう。しかしこの絵本の秀逸なところは、エルフィーを庭に埋葬するシーンです。そこを抜粋します。
_____ぼくたちは、エルフィーを、にわにうめた。みんな、ないてかたを、だきあった。にいさんやいもうとも、エルフィーがすきだった。ぼくだって、かなしくてたまらなかったけど、いくらか、きもちがらくだった。だってまいばんエルフィーに、「ずーっと、だいすきだよ」っていってやってたからね______
人であれペットであれ、必ず別れがやってくるのが世の習い。そうなる前に、この「ぼく」のように、普段から全力で相手を思いやりそれを言葉で伝えてあげること、できたらいいなと思います。照れなんかもあり簡単ではないですけどね、、、。
5段階評価で☆5つ。涙なしでは読めません。
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