2013年9月29日日曜日

時のみぞ知る/クリフトン年代記第1部 ジェフリー・アーチャー著


ジェフリー・アーチャーといえば真っ先に思い浮かぶのが80年代に発表された「ケインとアベル」でしょう。これは大傑作ですよね。続編の「ロスノフスキ家の娘」も外せません。

いやあアーチャーさん、さすがです。こういったある一族の生涯を描かせたら間違いないですね(こういう一生を描くスタイルを「サーガ」と呼ぶのですね)。まだ1部だけで今後どうなるかで作品の評価は変わってくるでしょうが、おそらく期待を裏切ることはないでしょう。

ハリー・クリフトンという少年(1部の終わりの時は青年)が主人公なんですけど、章ごとに語る人(視点)が変わります。そんなわけで時代が多少前後したり重なりあったりします。後になってあの事件の裏にはこんな事情があったのか、なんてわかってきて、また前を読み返したりしました。

とにかく先を知りたい、一気読みでした。またいいところで2部へ続く、となるのですよ。あーいつ出るのか、と思っていたら、先月その第2部が出ているではないですか!!

といってもまだ完結には程遠いようなんですよね、、、。アーチャーさん、かなり高齢になってきましたから、お身体に気をつけてもらって、未完で終わる事のないようにお願いします。

5段階評価で4つ。5つと言いたいところですが、完結するまで5つはおあずけということで。

0 件のコメント:

コメントを投稿